本格的な配信も、キャストの手配も全て学生が担当!iU独自の学園祭、iU Fes について実行委員長に話を伺う

iUフェス実行委員会は、学内のイベントを企画運営する委員会として立ち上がりました。特に10月に行われる iU Fes の企画・運営は1から全て学生で行っています。また、iUフェスだけでなくスポーツフェスなどの学生のニーズに応えるイベントを企画していく予定です。

今回はiUフェス実行委員長の池本君に話を伺ってきました!

ーーiUフェスとは何か、簡単に教えてください!

iU Fesとは毎年10月に行っている iU の学園祭のことです。昨年初めて開催した iU Fes2020 はオンラインで実施し、学生バンドによる演奏や学内 e-sports 大会などを行いました。

今年は10月23日、24日に iU Fes2021 を行う予定です。社会情勢によりますが、リアルとオンラインのハイブリッド型で行う予定です。

ーー去年の iUフェスは何をしましたか?

昨年はオンラインにてライブステージや e-sports 大会・教員プレゼンなどを行いました。ライブステージでは学生バンドによる演奏や学生によるダンスステージ、吉本芸人さんによるお笑いステージなどを行いました。

学生バンドステージはバンド結成から本番まで短い期間でしたが、見事な演奏でとても盛り上がりました。

e-sports 大会では大乱闘スマッシュブラザーズのタイトルで学生 No.1 を競いました。初心者の方も参戦しましたが、参加者も視聴者も楽しめるものだったと思います。

教員プレゼンでは iU 専任教員の松村太郎さんと客員教員の千代田まどかさんにお越しいただきました。普段の授業では聞けないようなお話を聞くことができ、参加された方にとっては貴重な時間になったのではないでしょうか。

ーーフェスには様々な演目があったと思いますが、演目内容を準備段階で考えるとき、どのようなことを意識していましたか。

僕は花火を担当していたのですが、0からのスタートだったので、どこで花火を打ち上げるのかといったところから話が始まりました。花火について調べているうちに、消防の協力が必要であったりと、花火を打ち上げることの大変さに気が付きました。墨田区花火大会の関係者に電話で問い合わせたり、キャンパスの芝で花火を打ち上げられないか、といったことも考えたのですがどれもダメでした。

そこで、花火を打ち上げてくれる会社の私有地でやろう、という話になり花火の打ち上げは実現できることになりました。ところが今度は、現地にオンライン配信が出来る環境がないという新しい問題が出てきました。

というようにどんどん課題が山積みになってきたので、それを一つ一つ何とか、色々頭を巡らせて考えて、最終的には運も味方にして、なんとかオンデマンドではあったのですがライブ配信ができました。

ーー開学後初めて iU Fes を開催しましたが、iU Fes を実際運営していく中で大変だったことはありますか。

やはり 0 から作っていることですかね。オンライン配信をする文化祭は他校でも事例がなく難しかったです。やりたい企画をどうオンライン配信で実現させるのか、去年は何もかもが全然決まらなく、準備が全て終わったのは本番の前日でした。それぐらい計画性がなくリハーサルもろくに出来ていなかったので、やはり当日はトラブルが多発していました。ただiUで一番大きなイベントであり、他の委員会活動やプロジェクトとは予算も掛ける時間も違うので、やり遂げた後の達成感は凄かったです。

ーーフェスが終わった後、色々な人からフィードバックがあったと思うのですが、その感想や評価はどうでしたか?

周りからの感想や評価は、僕が思ったよりも良くてびっくりしました。ですが、答えてくれた人は iU Fes に参加してくれた人やサポートしてくれた人がほとんどだったので、実際に全体の声としてどうなのか、ということは分かりません。

オンラインでは、やはりリアルと比べると参加者の熱量が伝わりづらいですし、楽しいと思ってもらうことは本当に難しいと思います。それでも「楽しい」「やってくれて良かった」という言葉をいただけたのはすごく嬉しかったですし、頑張って良かったなと思いました。

ただ、少なからず厳しい意見もいただきました。例えば、サポートスタッフの人の苦労であったり、全体的な情報共有が遅いということであったりと、そういった意見は今年のフェスに活かしていかなければと思います。

iU は失敗から学ぼうという大学なので、失敗するということは、悪いことではないと思っています。失敗を失敗と捉えて、次同じこと繰り返さないためにはどうするのか、ということをしっかりと考えることが出来る委員会になりたいと思っています。

ーーiUフェス実行委員会の主な構成、メンバーの人数や役職はどのような形ですか?

iUフェス実行委員の人数は全体で46人(2021年6月25日現在)です。新1年生から想像以上の入会希望があり、5月に新たに31人が入会しました。

役割は大きく分けて2つです。

1つ目は運営です。その中でも、委員長、副委員長と運営全体の統括を行う総務、フェス運営にかかるお金を管理する経理、当日の配信全体の管理、統括を行う配信、フェスで使用する物品の管理を行う物品管理と分かれています。そして今年からスポンサー獲得のため、営業する部署を新たに立ち上げました。

2つ目は企画です。昨年のiU Fesの目玉企画であったライブステージとe-sports大会については部署として設け、それぞれの企画の立案と運営を行っています。また、今年は委員会外からの企画の管理を行う企画統括の部署を新設しました。去年は e-sports 大会とライブのオンライン配信を iUフェス実行委員がメインで企画していました。ただ、今年は去年と違って、リアルとオンラインを併用するハイブリットでやろうと考えています。リアルでもフェスをやるということは、それなりの企画数がないとキャンパスが寂しくなってしまいます。そうならないためにも、今年からは iUフェス実行委員会以外の学生に積極的に企画を考え、運営してもらおうと考えています。

ーー今年度の iU Fes でやりたいことやこんな風にしたいなどはありますか?

僕たち2年生は、委員会としてフェスに携わるのは実は今回が最後なんです。だからこそ、僕たちはできればリアルでフェスをやりたいと思っています。、また地域の人を巻き込んで昨年とは違う多くの人が関わり、ともに楽しめるものにしていきたいと考えています。、

もちろんコロナ次第ではありますが、このキャンパスに人が溢れる、iUという大学を知ってもらい、来年から新しく入学してくる3期生の人たちにiUに興味を持ってもらう、iUを知ってもらう、それが入学につながって、iU のブランドが上がるというのも含めて、去年からは考えられない僕たちのベストを果たしたいですね。

僕たちの大学が持っている他の大学にはない魅力は、何もベースがない状態で1から作れることだと思います。だからこそ、常識にとらわれない学園祭を作れるチャンスだと捉えています。

最後に一言

iUフェス実行委員会はiU Fesに向けて全員で協力して準備しています。そして7月には企画募集を開始し、iU Fesのホームページが完成します。学生のみなさん、教員の皆さんをはじめiU関係者のみなさんには積極的に企画を出して参加してもらいたいですね。

また、こういったiUフェス実行委員会の活動はTwitterにて発信していますので、ぜひチェックしていただければと思います。
https://twitter.com/iu_fes1111?s=21

語り場