拝啓 「英語を話してみたいけど勉強法が分からない皆様」へ
長年英語を勉強したことで気づいた
とっておきの英語勉強法を
貴方へお送りいたします。
敬具 井上優斗
皆さんこんにちは、iU Blogの吉野です。
今回は、日本人の多くの人が抱えている「言語の習得法」について、英語ができる人にインタビューして色々聞いてきました。
言語には「話す」「聞く」「書く」「読む」など、様々な技能がありますが、今回は「話す」に焦点を当てた内容となっています。
今回インタビューさせていただいたのは、iU 2年生の井上優斗くんです。
なぜ日本人の多くの人は英語を喋ることができないのか?一体何をすれば英語を喋ることができるのか?今回の記事で、皆さんの英語学習に対してのハードルが少しでも低くなれれば幸いです。
「英語を話せるようになりたい」と思う方は是非、今回の記事を読んで頂きたいと思います。
井上優斗くんにインタビューすることになった背景
何故、井上優斗くんにインタビューをすることになったのか。
井上優斗くんは、高校の時に本格的に英語を勉強し始めて、高校卒業と同時に海外旅行に行きました。行った国はなんと15カ国!!
そこで現地で友達を作り、英語で「教育」やその国の「文化」「宗教」などを話し合った経験もあるそうです。
そんな経験豊富な井上優斗くんに「英語の勉強法」「英語が話せるようになって良かったこと」などなど、英語学習者にとってはかなり為になると思うことを、インタビューで聞かせていただきました。
井上優斗くんのプロフィール
【名前】井上優斗
【職業】大学2年生
【趣味】ボクシング、ロングボード
【マイブーム】喫茶店巡り
【最近取り組んでいる事】ハッカソン、登記の準備
学生の頃から勉強熱心だった彼が
特に英語に興味を持ち始めたのは何故か?
英語を勉強するようになったきっかけは?
元々10代の頃は好奇心も強く勉強自体好きで、英語に関わらず全科目それなりに勉強していました。
それで特別英語に力を入れるようになったきっかけは、正直あまりありません(笑)
ただ高校3年生の夏休みの時に、海外に興味を持ち始めて海外に対して憧れを抱くようになりました。
例えば、海外の大学素敵だなぁーとか、海外の生活いいなぁーとか。それが英語を本格的に学ぶようになった一番のきっかけですね。
そこから半年から一年ぐらい、英語勉強にすごい力を入れ始めました。
彼が短期間で英語を習得した驚きの勉強法
それは皆さんが必ず経験したことのある勉強法だった
一番最初は単語帳
ーー優斗くんはどういった英語勉強をしたのですか?
そうですねー、英語って一括りにしてもやはり「喋る」とかだったり「聞く」後は「書く」「読む」などいわゆる4技能あって、やはりそれぞれに対してトレーニングが必要だと思います。
一番最初にやったこととしては、単語帳ですね。
ただ、多くの英語学習者がよくやってしまう事としては「期間を決めて、覚える単語を制限する」ということ。
例えば、「1ヶ月1,000単語覚えよう。1ヶ月は4週間あるので、1週間で250単語覚えるぞ」などですね。
私は正直この勉強法はおすすめできないですね。私が単語をやる上で大事なこととしては「長期的にやり、脳に染み込ませること」だと思います。
かなりハードだと思いますが、単語帳を買ったら、1日に一冊を一周するのが一番効率がよく記憶にも残ると思います。
続いてスピーキングのトレーニングとしては、「その日に学んだことはその日のうちに、声に出して練習する」です。
単語帳や文法書などで、一つのフレーズを学んだとしたら、その日のうちに声に出してみるのがいいトレーニングだと思います。
そして、そのフレーズを実際に使うってなった場合、口に出すことに対してのハードルが多少なりとも低くなると思います。そしてそういった経験を沢山積むことによって、どんどん英語が喋れるようになってきます。
日本にいた時は、英語で会話する人もいなかったので、ひたすら一人でぶつぶつ音読していました(笑)
周りに人がいても気にしないのが大事だと思います。小学生とか中学生の時の英語の授業で、綺麗に発音したら何故か周りから笑われるってことありません?(笑)
そういうのがあったので、最初はやはり恥ずかしがってしまうと思います。
ただそこは気にせずにやることが大事だと思います。
言語を喋れるようになるために大事なのは「音」で覚えること
人が言語を覚えるプロセスは、一番初めに赤ちゃんの時に耳で「音」を聞くことから始まります。その後真似して言ってみることで言語って身についていくんですよ。
そのプロセスをスピーキングトレーニングで活かすために、まずは「音」で聞く、映画でもドラマでもなんでもいいので「音」で聞く、その後はとにかく恥ずかしがらずに喋る。これが大事だと思います。
とは言っても恥ずかしい!どうすれば?
「環境」を変えるのがいいと思います。
自分の場合は海外に行って、英語を話さなきゃいけない環境に身を置きましたが、日本でも、英語を話さなきゃいけない環境に身を置くことは可能だと思います。
例えば、外国人と交流ができるバーなどですかね。お金を払って行ってるわけなので、恥ずかしさよりも頑張って英語を話してみようってなるはずです。
なので、今自分がいる環境を変えて、英語を話さなきゃいけない環境に身を置くのがいいと思います。
実は日常会話で使われている英語のフレーズは限られている?!
英語を勉強したことで気付かされた”英語のコア”の部分
一番効果があった勉強法は?
やっぱり音読ですね。音読で間違いない。本っっっっっっ当に音読です(笑)
様々な教材でたくさん音読して気づいたことがあります。それは、日常会話で使われている構文って大体決まってるということ。これは英語に限らず日本語でも、日常会話で使われている構文って決まってると思います。
なので英語を目にした時は、ひたすら声に出して読む。そうすると大体使われてる構文は決まってるので、たくさん口に出して読んだ構文が頭に残るんですよ。
実はその構文が一番大事な日常会話で使われている、コアになる構文なんです。
その大事さに気づかせてくれるのが、やはり「音読」ですね。
英語を喋れるようになったおかげで新しい自分に出逢えた
ーー英語を喋れるようになって良かったことはありますか?
自分は元々、内向的なんですよ。ただ面白いことに語学における違いはおそらくあると思ってて、日本語だと内向的なんですけど、英語を喋っている自分は外交的なんですよ。
これは結構不思議なことで、例えばみんな「英語って敬語ないよね」ってよく言うと思うんですけど、それって間違ってはないと思うんですよ。
もちろんあるはありますよ?ただ実際日本語に比べて結構砕けてるんですよね。英語って語学的なトーンとか、砕けた言い方がしやすい一面を持っているので、英語を喋っている自分は日本語を喋ってる自分と比べてかなり外交的になるんですよね。
なので海外の人とコミュニケーションを取るのがすごく楽しい!(笑)
多文化に沢山触れるので、海外の人の考え方も沢山知れますね。例えば、宗教だったり、国独自の文化、教育の仕方など、海外の人と英語で話し合うことができるので、日本とは違った考え方を知れて自分の視野を広げることができました。
日本に住んでる外国人って本当に少ないんですよね。なので日本人は日本人としか交流ができないので、一方向的に思想が偏ってしまうんですよ。なので刺激が少ないんですよね。
なので海外の人と喋ってみると、今までになかった色んな刺激を体感することができるのですごく面白いですね。
英語を喋れるようになりたいのであれば
アクティブに英語に触れること
どうして日本人は英語を話せない?
多分、一個でかい原因があるというよりかは、たくさんの原因があってそれが重なっている感じだと思ってます。
やっぱり「教育」ですね。
英語を喋る機会を全然与えてくれないところだと思います。
海外の人と「教育」について話していた時に、海外の人の多くは小中学生の時に、東南アジアとかアフリカ、中東とか、日本よりまだ発展していない国でさえ、小中学生の時から、英語を勉強していました。中でも日本と違うところはディベートとかディスカッションを英語でやってるんですよ。
つまりアクティブに英語に触れているんですよね。
ここが日本と大きく違うところだと思いますね。日本では英語を喋る機会もないし、アクティブに英語を学べる環境でもないので、英語が喋れないのだと思います。
初心者が一発目にする事としては「英語を喋ってみる」
そして「習慣化」させて「時間を気にせず」に英語に触れてほしい
英語初心者が話せるようになるにはまず何をすればいい?
初心者にはかなりハードだと思うんですけど、僕が一番最初にするべきだと思うのは「英会話」をすることだと思います。
オンライン英会話でもなんでもいいです。とにかく英語を一発目に喋る。
もちろん最初は全然喋ることはできません!!(笑)僕もそうでした(笑)
ただそれを体感して欲しいんです。「自分がいかに喋ることができないか」「自分の未熟さ」を身を持って体感して欲しいんです。人によってはこれが挫折する理由にもなると思うんですけど、僕のおすすめはやっぱり一発目に「英会話」をすることですね。
そこからは「戦略を立てる」ことですね。
「どうやったら自分は英語を喋ることができるのか」という戦略を立てる。
戦略の立て方はどんどん人に頼ってください。英会話だったら英会話の先生に「何を勉強したらいいのか」などなど、どんどん聞くのがいいと思います。
僕がおすすめするのは「単語」ですね。
やっぱり今の日本人はとにかくボキャブラリーを増やすのが大事だと思います。
この二つを習慣的に続けることで英語を喋ることができると思います。

勉強時間は全然長くなくてもいいです。一日5分でもいいんです。「1週間で10時間勉強する」とかではなく、一日に5分10分を毎日続けることが一番大事で力がつくやり方です。
プロセスというよりかは「習慣化」ですね。「一日に1時間勉強するぞ」って決めちゃうと僕は逆にダメだと思います。「時間を気にせずに英語に触れる」のがいいと思います。
なので、ご飯食べてる時に英語に触れてみる、お風呂入ってる時に英語に触れてみる、寝る前に英語に触れてみる、などなど。それをトータルして、一日5分勉強できた、一日に1時間勉強できたとなるのが理想ですね。
日によって生活リズムって違うわけじゃないですか。今日は課題が沢山ある、今日はちょっと調子が悪い、今日はちょっとストレスが溜まってるなど。日によって変動する生活リズムの中で、時間を決めて英語を勉強すると結構きついんですよね。
そうなってくるとモチベーションが下がってしまって、英語を勉強するのをやめてしまう。
それを防ぐために「時間を気にせずに英語に触れる」そうすることによって「英語勉強の習慣化」ができる。これが僕の一番おすすめする英語勉強法です。
最後に
いかがでしたか?
実は私自身、今英語を勉強していて、英語をどういうふうに勉強すればいいのかあまり分かっていませんでした。
そんな中このような貴重なお話を聞けてとても嬉しいです。自分の英語勉強にも活かしたいと思います。
この記事を読んでいる人の中にも、英語勉強について悩みや不安がある人はいると思います。
そういった人達がこの記事を読んでくれて、少しでもあなたの英語勉強に活かせる部分があったのなら、私はこのインタビューを記事に書く事ができて、とても良かったなと思います。
皆さんも是非、英語を喋れるようになって、井上優斗くんのように「新しい自分」に出逢ってみてはいかがでしょうか。
次の記事では、韓国からの留学生から「母国語以外の言語の習得法」について書こうと思います。
ではまた!!
語り場